​Paramahamsa Vishwanamda

トリグナ

『バガヴァッド・ギーター』第17章 第7節

人の好む食物にも三様式がある

供儀、苦行、布施についても同様である

さてこれらの区別について聞きなさい

 

書籍『Shreemad Bhagaad Gita』THE SONG OF LOVE

P.803~804掲載

ーパラマハンサ・ヴィシュワナンダの御講話による解説ー

ここでバガヴァン(主クリシュナ)は、苦行について、サトヴィック(純粋な状態)、ラジャシック(激情的な状態)、タマシック(無知の状態)な質が人々の心と頭にどのように作用するか、それぞれの質が外面的にどう反映するかを説明されます。もし心が否定的であれば、人が何をなしてもそれは否定的のものとなります。一方で、心が純粋であれば、信仰と他の良い質を感じるものとなります。このように、活動は常に心の純粋さによります。心が純粋ならば活動も純粋になり、何事も非常にサトヴィックな道となります。格言 “自分で撒いた種は自分で刈り取る”のごとく。またバガヴァンは言われます。『心がわたしにあるのなら、たとえ行いが外面的には良くないように見えても、それは善に変容する』

 

『人の好む食物にも三様式がある』ここでバガヴァンは、私たちが食べる物も、サトヴィック、ラジャシック、タマシックの三様式あると言われます。トリ・グナ(あらゆる活動の根底にある三つの質)の影響は、私たちが摂取する食物の中にもあります。ですから何を食べるかは極めて重要です。主は『信仰心も、食物・食事法に作用される。なぜならそれらは頭にも影響を与えるから』と述べています。あなた方の人生そのものをみてご覧なさい。攻撃的で短気な人々は、タマシックな質をたくさんもっています。肉食をする人たちは常にイライラして攻撃的です。なぜならあなたは肉をボイルすることはできても、肉の中に宿るエネルギーを変容させることができますか?できないですよね。肉を調理することはできても、調理で肉のもつエネルギーを変えることはできないのです。動物の負った悲しみ、動物の過去性からのカルマ、動物としての体をまとっている間に行ったすべてが、肉の中にエネルギーとして宿っています。これらを、調理することによって取り除くことはできません、ホルモン剤でさえ取り除くことはできません。動物は体が大きかったため、動物を食べる人々の体も大きくなりました。一部の国々で、このことをみることができますね。

 

アルジュナは、食物について言及しませんでした。どんな種類の食物を食べるべきか、バガヴァンに問いませんでした。しかしバガヴァンは、人が身体の中に入れる食物の質が“信仰心”にも影響するので、極めて重要なこととしてアルジュナに説明をされたのです。主を崇拝する傍ら、サーダナ(信仰心をもって行う修練)をする者にとって、食物は非常に重要です。サーダナも食物に依存します。サーダナのために座しても、身体の中に重性の未消化物があったなら、それはあなたを引き下げます。眠気を感じさせ、瞑想に座すことを阻害します。瞑想は横道に逸れます。

 

食物は心にも作用します。“あなたが食べる物、それがあなたです”という格言があります。食べる物をみるだけで、人となりが分かるのです!なぜなら人は自らの有する特性よって、一定の様式の食物を好むからです。嗜好する味には傾向があります、しかし本質的には、味の背後にある質が、その人の好む食物を決定づけます。ですから、サトヴィックな質をもつ人は、ヴェジタリアンフードを食べるようになるでしょう。菜食は、人の心により静けさと平安を与え、霊性の道へ導く助けにもなります。

     E-Veggie

    ラデ・ラデ