主食の穀物と豆類や麩などの植物性たんぱく質に加え、野菜の端境期でもあるので、太陽のエネルギーをしっかりと吸収した天日干しの乾物をとりましょう。湿気が多く体温調節や発汗作用がうまくできない梅雨どきは、梅干しや梅酢を使用すると効果的です。またしょうがを使って体を温め、代謝を上げましょう。夏野菜は身体を冷やすので、まだ食べないほうが賢明です。

●押し麦入りごはん
●切り干し大根とじゃがいもの煮もの
●ごはんのお供① 青じそのピリ辛みそ
●ごはんのお供② かぶのもみ漬け
●わかめと麩のおみそ汁など
押し麦入りごはん
材料(4~5人分)
胚芽米と押し麦大さじ4・・・・・・・・・・・・
(合わせて)2カップ
水・・・・・・・・・・・・米と押し麦の2割増し
昆布・・・・・・・・・・・・・・・ ・・ ・・ ・・・・10cm
梅干・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・1個
作り方
1 炊飯器または土鍋に米と押し麦、昆布、水を入れて2時間ほどおく。
2 ①から昆布をとり出し、梅干を入れて普通に炊く。
※米が重たいなと感じたら、消化に軽い押し麦を入れて炊きましょう。
切り干し大根とじゃがいもの煮もの

材料(4人分)
切り干し大根・・・・・・・・・・・・・・・30g
フレッシュビーンズ・・・・・・・・・適宜
油揚げ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1枚
ごま油・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
にんじん(乱切り)・・・・・・・・100g
じゃがいも(乱切り)・・・・・・500g
昆布だし汁・・・・・・・・・・・・・・2カップ
梅干しの種・・・・・・・・・・・・・・・・・・1個
しょうゆ・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ2
塩
しょうが汁・・・・・・・・・・・・・・小さじ2
作り方
1 切り干し大根は水でさっと洗い、ザルにとってもどす。
2 熱湯でフレッシュビーンズをさっとゆで、油揚げを油抜きしてたんざくに切る。
3 鍋に油を熱して切り干し大根を5分くらい弱火でよく炒め、油少々(分量外)を加え、にんじん、じゃがいも、油揚げを順に加えて炒め合わせる。
4 だし汁、しょうゆ、梅干しの種を加えて蓋をし、野菜が柔らかくなるまで20分ほど煮る。
5 最後に塩をふた振り位としょうが汁を加えて数分煮込み、②のビーンズを加えて彩りよく仕上げる
ごはんのお供① 青じそのピリ辛みそ

材料(4人分)
青じその葉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10枚
麦みそ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ3
しょうがのすりおろし・・・・・・小さじ1/2
かんずり・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/2
さやいんげん・・・・・・・・・・・・・・・・・・3本
作り方
1 青じそはせん切りにし、みそ、しょうがのすりおろし、かんずりと合わせて包丁でたたく。
2 さやいんげんはゆでて小口に切り、①と合わせる 。
※かんずり(新潟県妙高市に古くから伝わる伝統調味料。塩漬けの唐辛子を雪の上にさらしてアクを抜き、柚子や糀などと混ぜて発酵させたもの。最近はスーパーで入手できます。)
ごはんのお供② かぶのもみ漬け

材料(作りやすい分量)
かぶ(葉つき)・・・・・・・・・・・・・300g
塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1強
しょうが(極細のせん切り)大さじ1
切り昆布・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ2
作り方
1 かぶは半月の薄切りにする。かぶの葉はさっとゆでるか蒸して、3cm長さに切る。
2 ①を軽く塩でもみ、10分ほどおく。
3 ②の水気をきり、残りの材料と合わせて30分以上おく。
*柚子の季節には、柚子の皮のせん切りを散らしても。