11月も末になると、冷性を伴う乾燥した空気、気圧の変動、日中との寒暖の差で、大気中に風のエネルギーの質が増加します。乾いた空気が鼻や喉の粘膜に影響を与え、呼吸器系の病が次第に多くなるのがこの季節の特徴です。
しかし自然の英知は、 風のエネルギーのバランスをとってくれる食材を与えてくれます。旬の野菜や新米、木の実などから…… 私たちが健やかに暮らしていける“力”をいただけるのです。
大地の恵みを感謝して受けとり、一品一品丁寧に彩りよく仕上げたお食事で、身も心も清らかに過ごしましょう。
●しめじの炊き込みごはん
しめじの旨みを堪能する、シンプルな炊き込みごはんです!

● 小豆かぼちゃ
ことこと火をとおし、食材のもつ最高の味を引き出します。また味に影響の出ない程度のスパイスを少し加えて、消化よくいただきます。
● かぶのごま汁
蒸籠(セイロ)で丸ごと蒸した旬のかぶは、心身を芯から温めてくれるごま汁で!
しめじの炊き込みごはん

材料(4人分)
胚芽米・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2合
しめじ・・・・・・・・・・・・・・・・・200gほど
しょうゆ・・・・・・・・・小さじ1と1/2
昆布だし汁・・・・・・・・・・・・・・・・370cc
塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ2/3
しょうが(せん切り)・・・・1かけ分
作り方
1 米は洗ってザルにあげ、30分~1時間おく。
2 しめじは小房に分け、昆布だし汁大さじ2(分量外)としょうゆに10分ほど漬けて下味をつける。
3 炊飯器または土鍋にすべての材料を入れ、普通に炊く。
※器に盛り、みつ葉など好みの香草を散らしていただきましょう。
小豆かぼちゃ

材料(4~6人分)
小豆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100g
白こしょう粒・・・・・・・・・・・・3粒
しょうがのスライス・・・・・・2枚
昆布・・・・・・・・・・・・10cm長さ1枚
かぼちゃ・・・・・・・・・・・・・・・・500g
塩・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/4
しょうゆ・・・・・・・・・・・・・小さじ2
作り方
1 小豆はひと晩たっぷりの水につけておく。
2 鍋に小豆を入れ、ひたるくらいの水とこしょうの粒、しょうがのスライスを加えて強火にかける。煮立ったら静かに煮立つ程度の火加減にし、ふたをしてコトコト10分煮、昆布を加え、いつも小豆に水がかぶっているように水を足しながら、小豆がやわらかくなるまで煮る。
3 かぼちゃは皮をところどころむいてひと口大に切り、皮を下にして②に加え、塩をふり、落としぶたをして煮る。
4 かぼちゃがやわらかく煮えたら、最後にしょうゆで味を調える。
かぶのごま汁


材料(4人分)
葉付きのかぶ・・・・・・・・・・・・・・4個
昆布だし汁・・・・・・・・・・・・2カップ
白ごまペースト、しょうゆ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・各大さじ2
しょうが汁・・・・・・・・・・・・・小さじ1
白ごま(半ずり)、柚子の皮
作り方
1 かぶは茎を2cmほど残して葉と切り分け、柔らかく蒸す。葉は最後にさっと蒸す。
2 だし汁を沸かし、だし汁でといたごまペーストをとき入れ、しょうゆとしょうが汁で味を調える。
3 器にかぶと葉を盛り、②のごま汁を注いで白ごまと柚子の皮を適宜散らす。